TOPページ ご意見・お問合せ サイトマップ
広島市東部、安芸地区の保健・医療・福祉へ 安心の体制と最新の技術を SAISEIKAI HIROSHIMA HOSPITAL

外来のご案内 外来担当医表 急患の対応 入院のご案内 お見舞いをされる方へ 人間ドッグ・健診 診療科のご紹介 施設・医療設備のご紹介

お知らせ
新着情報一覧
TOPICS詳細
休診のお知らせ
特定健診・特定保健指導
禁煙外来
病気の基礎知識
手術症例のご紹介
施設のご案内
病院への交通案内

施設案内
 ■1階案内図
 ■全館案内図
 ■建物配置図


サービスのご案内
 ■地域医療連携室
 ■保健医療相談室

 ■栄養相談
 ■服薬相談
 ■糖尿病教室
 ■なでしこ健康講座

関連施設のご案内
 ■健康管理センター
 ■介護老人保健施設
  はまな荘
 ■訪問看護ステーション
  やすらぎ
 ■居宅介護支援事業所
   さいせい
 ■特別養護老人ホーム
  たかね荘
 ■ケアハウス安芸
 ■済生会呉病院

 ■済生会本部
済生会広島病院について

理 念
情報セキュリティ
基本方針
病院の概要
病院の沿革

求人情報

広島県済生会について
<ホームページ責任者>
済生会広島病院
情報管理委員会

このサイトはフラッシュを使用したコンテンツを含みます。ダウンロードはこちらからどうぞ。
病気の基礎知識


胃癌について 医療部長 野宗 義博

胃癌についての一般情報を示し、続いて済生会広島病院外科における胃癌診療について紹介させていただきます。

(1) 胃癌について
  1-1) 解剖および胃の機能
  1-2) 胃癌の疫学
  1-3) 胃癌の発生および進展様式
  1-4) 胃癌の進行度(胃癌取扱い規約に準じて記載)
  1-5) 胃癌の進行度に応じた治療方針(胃癌治療のガイドライン)
(2) 当科における胃癌診療について
  2-1) 当院における胃癌治療の方針
  2-2) 外科手術療法
  2-3) 化学療法
  2-4) 緩和医療
  2-5) 当科における胃癌治療成績




(1)胃癌について
1-1) 解剖および胃の機能

胃癌の話をする前に、腹腔内・胃の解剖および胃の機能について説明いたします。

(a) 腹腔内の解剖
胃は、腹腔内においてみぞおちから左側に存在します。この周囲には、肝臓、胆嚢、膵臓、大腸、脾臓などの重要臓器が存在します。





(b) 胃の解剖

胃は、外側が厚い筋肉、内側は柔らかい粘膜という組織で覆われています。




(c) 胃の機能

胃は食べ物の貯蔵庫です。食道から入ってきた食物をしばらくの間(数時間から半日ほど)留め、胃液(胃酸)と撹拌(かくはん)し、半消化体となったものを適量ずつ十二指腸へ送り出します。栄養・ミネラル・水分などの吸収は小腸・大腸で行われます。また,ビタミンB12(このビタミンが不足すると貧血になる)の吸収に必要な内因子と呼ばれる物質を分泌しています。



1-2) 胃癌の疫学

2003年度の日本における胃癌の死者数は49,535人(男32,142人、女17,393人)で、男性では肺癌に次いで第2位、女性では大腸癌に次いで第2位でした(厚生労働省 人口動態統計より)。かつて日本では男女とも胃癌が第1位でしたが、胃癌検診あるいは胃内視鏡などの普及もあって死者数は年々減少しています。
胃癌は、胃粘膜の細胞から発生します。慢性胃炎などの後、胃粘膜は腸の粘膜に類似した腸上皮化生と呼ばれる癌化しやすい粘膜に置き換わります。慢性胃炎をおこす要因は胃癌の原因と考えられています。
塩分の多い食生活は,胃癌発症の危険因子と考えられています。また、たばこが胃癌を増やすことも明らかになっています。逆に、ビタミンCやカロチノイド類を多く含む生野菜や果物を多く食べる方に胃癌が少ないことがわかってきました。最近、ヘリコバクター・ピロリと呼ばれる細菌感染が、慢性萎縮胃炎、難治性胃潰瘍および胃癌の原因になっていることがわかってきました。この菌は50歳以上の日本人の80%が保菌しており、除菌(抗生物質を1週間服用)が胃癌発生の予防につながることが報告されています。また、遺伝子の傷を自力で修復する能力の劣った家系があり、その家系では胃癌や大腸癌が多数発生する場合があります。親兄弟、親の兄弟などに胃癌が多い家系は高危険群といえるでしょう。


ページトップへ


1-3) 胃癌の発生および進展様式
(a) 胃癌の発生および胃壁内進展 (T因子)
胃癌は、胃粘膜の細胞より発生します。胃癌細胞は無秩序に増殖し、胃癌が増大するに従って、胃壁を深く潜ってゆきます。この程度を示しているものがT因子です。T因子が大きくなるほど、転移・浸潤する性質が出現します。

●早期胃癌



胃癌細胞は増殖し続け、宿主(体)は、この増殖を制御できなくなり、胃癌はどんどん大きくなります。早期胃癌は、癌細胞が粘膜・粘膜下層に留まっているものをいいます。粘膜下層に癌が達するとリンパ節転移をする性質を獲得します。
●進行胃癌



胃癌は固有筋層を超えて進展すると、進行癌と呼ばれます。胃壁の中を深く潜る程,肝臓・肺臓・腹腔内などに転移する、あるいは膵臓・大腸など周囲臓器に浸潤する性質を獲得します。

実際の胃癌は下図のように見えます。これは、胃を開いて、胃粘膜面を見ている図です。破線で囲った部分が胃癌の病巣部です。
●早期胃癌
●進行胃癌

(b) 胃癌の進展様式

血行性転移
肝転移(H因子)、遠隔転移(M因子)

H0〜1 / M0〜1
H0、M0は肝節転移および遠隔転移が無い状態。
H1、M1は肝膜転移、遠隔転移が認められることを示します。

リンパ節転移(N因子)
N0〜3
N0はリンパ節転移が無い状態。N1〜N3はリンパ節に転移があることを示しますが、N因子が大きくなるにつれて胃癌病巣近傍のリンパ節から、より遠い所のリンパ節への転移があることを示しています。

腹膜転移(P因子)
P0〜1
P0は腹膜節転移が無い状態。P1は腹膜転移が認められることを示します。




胃癌(原発巣)
(T因子)

T1〜4
胃癌の進展様式は、リンパ節転移、肝転移、遠隔転移(肺、骨などへの転移)、腹膜転移、および周囲臓器浸潤があります。
胃癌の進行度は、進展様式を示す因子で決定されます。因子の数字が大きい程、病状は進行しています。



ページトップへ


1-4) 胃癌の進行度(胃癌取扱い規約に準じて記載)





日本胃癌学会は、前記の因子を組み合わせ、上図のような胃癌進行度を決定しました(胃癌取扱い規約)。
この進行度に応じて治療の方針が検討されます。また、予後(診断後の生存期間)の推測が可能となります。



1-5) 胃癌の進行度に応じた治療方針(胃癌治療ガイドライン2004年,第2版)

   N0  N1  N2  N3
 T1(M)  IA
 ・EMR
 (分化型,20mm以下,
   陥凹型では潰瘍(−))
 ・縮小手術A
 (上記以外)

 IB
 ・縮小手術B
 (20mm以下)
 ・定型手術
 (21mm以上)

 II
 ・定型手術
 IV
 ・拡大手術
 ・緩和手術
 ・化学療法
 ・放射線治療
 ・緩和医療
 ・拡大手術*
 ・減量手術*
 ・温熱化学療法*
 T1(SM)   IA
 ・縮小手術A
 (分化型,15mm以下)
 ・縮小手術B
 (上記以外)

   
 T2  IB
 ・定型手術
 II
 ・定型手術
 ・補助化学療法*
 IIIA
 ・定型手術
 ・補助化学療法*
 T3  II
 ・定型手術
 ・補助化学療法*
 ・術前化学療法*
 IIIA
 ・定型手術
 ・拡大手術*
 ・補助化学療法*
 ・術前化学療法*
 IIIB
 ・定型手術
 ・拡大手術*
 ・補助化学療法*
 ・術前化学療法*
 T4  IIIA
 ・拡大手術
 ・補助化学療法*
 ・術前化学療法*
 ・射線治療*
 IIIB
 ・拡大手術
 ・補助化学療法*
 ・術前化学療法*
 ・射線治療*
 H1, P1, CY1,
 M1, 再発
 IV
*臨床試験として施行すべき治療法


胃癌治療ガイドラインでは、表に示すように胃癌の進行度に応じて細かく推奨される治療が決められています。このガイドラインの概略は下記の通りとなります。尚、この胃癌治療ガイドラインは情報公開されており、インターネット上で簡単に閲覧することが可能となっております。

(a) 癌を残すことなく、切除すること(根治術)が可能と判断できれば、胃切除を施行します。

1) 胃癌が早期(小さくて粘膜内に留まる)であるものは、胃カメラを用いて癌の病巣部を取り除く治療が考慮されます(内視鏡的粘膜切除(EMR))
2) 上記の内視鏡的粘膜切除で、癌が残る可能性が高い、あるいは再発する可能性が高いと判断される場合は、外科的に胃切除が施行されます。
3) 胃切除は、癌の部分から十分な安全域を保ちながら、胃を切除します。また,癌はリンパ節を経由して転移する性質を持っているので,リンパ節も一緒に切除します(リンパ節郭清)
4) 胃癌の進行度に応じて、胃切除の程度も変えてゆきます
(例:縮小手術A→縮小手術B →定型手術→拡大手術)
定型手術が標準的な胃癌手術です。

(b) 胃癌根治術後の抗癌剤使用(術後補助化学療法)は、生存期間あるいは再発までの期間を延長するという十分な根拠が得られていません。現在臨床試験で検討中です。この結果で手術後の抗癌剤使用の有無の有用性が判断される予定です。

(c) 手術しても癌が残ると判断される(根治術が望めない)場合、または胃癌が再発した場合は、抗癌剤あるいは放射線による治療を考慮してゆきます。このような場合に手術を行うとしたら、胃癌よりの出血あるいは狭窄を制御する姑息手術(胃癌による症状を緩和する目的の手術)が行われます。以上のいずれの治療も期待できない場合は、身体的・精神的症状の緩和を積極的に行います(緩和医療)
リンク:胃癌治療のガイドライン  http://www.jgca.jp/guideline/index.html


(2)当科における胃癌診療について
2-1) 当院における胃癌治療の方針
日常診療として行っている胃癌治療の概略を以下に提示します。
治療の主体は、内視鏡的切除(内科にて施行)、各種手術療法(外科にて施行)、および化学療法となります。基本的には胃癌治療のガイドラインに沿って病期の進行度に応じて治療方針を決定してゆきます。
実際には、胃癌の進行度のみならず、治療を受けられる患者様の年齢および全身状態(心臓・肺臓・肝臓・腎臓・血液などの機能状態)を考慮し、治療対効果が最良となるように個々の症例で詳細な検討を行い、治療方針を決定します。
診断および治療に関する具体的な内容の説明は、担当医より患者様とその御家族になされ、最終的に同意が得られた治療法を行ってゆきます(インフォームドコンセント)


(a) 当院での胃癌治療の内容

1. 内視鏡的粘膜切除(当院内科にて施行)
2. 外科的治療
2-1)縮小手術
定型手術より胃切除範囲あるいはリンパ節郭清範囲を
縮小、噴門側胃切除、機能温存手術
2-2)定型手術
幽門側胃切除、胃全摘術
2-3)拡大手術
胃以外の臓器を合併切除したりリンパ節郭清の範囲を
拡大した手術
2-4)姑息的手術
胃癌に由来する症状を緩和する目的の手術(バイパス術など)
3. 化学療法
3-1)術後あるいは術前補助化学療法(臨床研究)
3-2)進行・再発胃癌に対する化学療法
4. 緩和医療

ページトップへ

2-2) 外科手術療法
(a) 幽門側胃切除術



(b)胃全摘術


(c) 噴門側胃切除術



ページトップへ

(d) 胃の手術に伴う合併症
【手術に伴う早期合併症】
出血
  術中出血
  術後出血
感染症
 肺炎
 腸炎
 腹腔内膿瘍
 創部感染
 MRSA感染
縫合不全
膵炎
胆道系感染
腸閉塞
ダンピング症候群
 早期ダンピング症候群
 晩期ダンピング症候群
血栓症
 肺血栓症
 心筋梗塞
 脳梗塞
 腸間膜血栓症
アレルギー
【手術に伴う晩期合併症】
腸閉塞
ダンピング症候群
 早期ダンピング症候群
 晩期ダンピング症候群
貧血
低Ca血症・骨粗しょう症

胃癌手術に伴う危険性(合併症)は、主としてこれらのものが認められます。
我々は、これらの合併症に注意を払いながら,周術期の管理を行っています。


2-3) 化学療法
抗癌剤は、癌細胞に対して細胞毒性を発揮することで癌細胞の増殖を抑制し、腫瘍に対する縮小効果を発揮します。進行・再発胃癌は、治療をしなければ、患者様の平均生存期間は3〜4ヶ月と報告されています。しかし、抗癌剤使用により生存期間の延長が得られ、患者様およびその御家族に多大な恩恵がもたらされています。
進行・再発胃癌に対する化学療法は、5FU系抗癌剤(TS-1,フルツロン、UFT、5FUなど)、タキサン類(パクリタキセル、ドセタキセル)、CPT-11などの抗癌剤の単剤投与(一種類の抗癌剤のみの投与)が一般的に行われます。しかし単剤での効果には限界があるため、多剤併用療法(複数の抗癌剤の投与)の試みが行われるようになっています。日本においても、次表に示すように様々なグループ・施設において臨床試験という形で多剤併用療法(TS-1+CDDP、TS-1+タキサン、TS-1+CPT-11、CDDP+ CPT-11など)が行われ、良好な治療成績を報告しております。
とは言え、抗癌剤にて癌を完全に消し去ることは出来ませんし、いつかは抗癌剤の治療効果は無くなります。そのため、上述の抗癌剤を全て使いながら、癌の進行を抑え込むことが大切である、との報告が多々見られます。 そこで、当院においては、次表の如く複数の抗癌剤レジメン(抗癌剤投与方法)を用意し、胃癌の制御状況を詳細に診断しつつ、順次これらの化学療法レジメンを施行しております。加えて、これらの抗癌剤レジメンの多くは、入院ではなく、外来化学療法室で治療を行えるものを中心にしており、患者様の生活の質(QOL) 向上にも配慮をしております。


(a) 進行・再発胃癌に対する化学療法レジメン


(表1)臨床第II相試験成績(単剤)
抗癌剤 投与経路 抗腫瘍効果(%) 生存期間(月)
TS-1 内服 46 7.4〜8.9
タキソール(Paclitaxel) 点滴 23 6.2
タキソテール(Docetaxel) 点滴 17  
トポテシン(CPT-11) 点滴 23  

(表2)臨床第I/II相試験成績(併用療法)
併用抗癌剤 抗腫瘍効果(%) 生存期間(月) 臨床研究グループ
TS-1+CDDP 76 12.7 国立がんセンター東病院
TS-1+ドセタキセル 51 14.3 広島大学原医研外科など
TS-1+パクリタキセル 48 13.9 OGSG
TS-1+トポテシン 53 14.2 大阪医科大学第二内科
トポテシン+CDDP 59 10.7 静岡がんセンター

抗癌剤は、表1のような単剤投与が施行されるのが一般的です。しかし、TS-1を除き単剤投与では抗腫瘍効果に限界が見られます。そこで、表2に示すような併用化学療法レジメンが検討されています。これらのレジメンが検討された臨床試験成績を見ると、単剤投与に比べ、抗腫瘍効果および生存期間は改善されているのがわかります。当院においても、上記表2に示すような併用化学療法レジメンを施行しております。


ページトップへ
(b) TS-1+ドセタキセル併用療法有効例



(c) 化学療法の有害事象
抗癌剤の問題点として、正常細胞に対しても細胞毒性が発揮されることです。特に、細胞増殖が盛んな、骨髄(血液細胞を作る場所)あるいは消化器(胃,小腸,大腸など)に細胞毒性が発揮され、表の様な好ましくない効果、すなわち副作用(有害事象)が発現します。抗癌剤にて癌が縮小したとしても、これらの副作用にて治療継続が出来なくなる場合も生じます。これらの副作用を和らげ、抗癌剤による治療の継続を容易にすることを目的として、様々な支持療法が併用されます。

化学療法においては、副作用を極力抑え、治療効果を最大限に引き出すことで、“癌”と上手く付き合ってゆく事を目標とします。




血液毒性
白血球減少
好中球減少
血小板減少
貧血
非血液毒性
消化器症状
口内炎
食欲低下
悪心・嘔吐
下痢
便秘
心障害
肝障害
腎障害
末梢神経障害 
手足症候群
皮膚炎
色素沈着
過敏症
脱毛


ページトップへ

2-4) 緩和医療
過度に胃癌が進行している場合には、手術あるいは抗癌剤による治療が患者様の状態をかえって悪化させたり、残された時間の生活の質(QOL)を著しく損なったりすることもあります。
このような場合であると判断された際には緩和医療を中心とした治療や、緩和医療のみを選択することもできます。
緩和医療は苦痛の緩和を目的としたケアです。積極的に胃癌によって起こる痛みや吐き気、だるさなどの症状を和らげたり、精神的にケアをしたりします。


2-5) 当科における胃癌治療成績
1996年〜2005年の期間、済生会広島病院外科において手術が施行された胃癌症例の治療成績をお示しします。データ解析の内容は下記の5点です。

(a)胃癌進行度と症例数
(b)胃癌発見の契機と胃癌進行度
(c)胃癌の進行度と根治度
(d)胃癌根治度別生存率
(e)胃癌進行度別生存率




(a) 胃癌進行度と症例数
根治手術(手術にて胃癌を完全に取りきれる手術)を達成しやすい進行度IA/IB症例が52%を占めています。一方で非根治術(手術にて胃癌を取りきることが出来ない手術)となりやすい進行度IV症例が24%を占めています。

(b) 胃癌発見の契機と胃癌進行度
胃癌による症状(腹痛、腹部不快感、はきけ、腹部ぼう満感、食欲低下、黒色便、倦怠感、体重減少、吐血など)が出現して発見された症例は進行しているケースが大半を占めます。
一方、胃カメラなどの検診で発見された症例は、大半が癌を取り除くことが可能な早期胃癌で発見されています。
これらのデータは胃癌検診の有用性を示しています。

(c) 胃癌の進行度と根治度
胃癌は進行度が早期のものほど、手術で癌を取り除く事(根治度AあるいはB)が可能です。しかし、進行すると、癌を取り除く事が出来なくなります(根治度C)
進行度がIA/IBの早期では、98%以上の人が,癌を完全に取り除く事が出来ます。ところが,進行度がIVとなると癌を取り除けない人が75%も占めるようになります。
早期に胃癌を発見することの大切さが解るデータです。

(d) 胃癌根治度別生存率
胃癌根治度別生存率グラグ
手術 5年生存率(%)
根治術(n=171) 77.1
非根治術、非切除 (n=44) 5.1
Total (n=215) 62.4

根治術(癌が取り除けた)症例と非根治術/非切除(癌を取り除くことが出来なかった)症例では,左図の如く手術後の生存期間(予後)に大きな違いがでます。根治術症例では5年間で100人中77人が生存していますが、非根治術/非切除例では100人中5人しか生存していません。

(e) 胃癌進行度別生存率
*非切除・非根治術症例も含まれる.

fStage 5年生存率(%)
IA (n=78) 95.8
IB (n=35) 87.0
II (n=22) 75.4
IIIA (n=19) 31.4
IIIB (n=10) -
IV (n=52) 4.8

早期に診断された症例ほど、生存率が良いことが解ります。
このデータはがんセンターなどのデータと比較しても引けは取らない結果でした。

最後に
胃癌に関するご相談は、常時お受けいたしております。
ささいな事でも、外科スタッフにお気軽にご相談してください。

連絡先
  〒731−4311
広島県安芸郡坂町北新地 2-3-10
  広島県済生会広島病院・外科
  TEL: 082−884−2566 (内線2112)
  FAX: 082−820−1746
  E-mail:saiseikaigeka@yahoo.co.jp



糖尿病について
高血圧について
片頭痛について
肺癌について
気胸について
ページトップへ
Copyright(C) 2004 SAISEIKAI HIROSHIMA HOSPITAL All Rights Reserved
済生会広島病院
〒731-4311 広島県安芸郡坂町北新地2丁目3番10号
TEL/082-884-2566 FAX/082-820-1746